経済産業省より、水道工事におけるガス管損傷事故の防止についての注意喚起が出ておりますので、当企業団発注の水道工事や指定給水装置工事事業者による給水装置工事施工の際は、十分注意してください。
○工事の際は、ガス管の損傷にご注意を
ガス事業者以外の者が行う建設工事等において、毎年ガス管を損傷する等の事故が発生しています。こうしたガス事業者以外の者によるガス事故は、全事故件数の約3割を占める状況が続いており、ガス事故の大きな要因の一つとなっています。
○事故の主な原因
- ガス管の存在を知らずに工事に着手してしまった。
- 目的の配管と誤ってガス管を切断してしまった。
- ガス管の埋設位置を誤って認識していた。
- ガス臭に気付いたがそのまま作業を続け、漏洩ガスに着火してしまった。
- ガス事業者へ事前照会を行っていたものの、確認内容を現場作業員に伝えていなかった など。
※事故の内容から判断すると、明らかに施工者による確認ミス・作業ミス等が原因となり発生しているものが多数あります。
○事故を防止するには
- 工事の前には、ガス事業者に対しガス管の有無・配置及び使用状況について照会するとともに、必要に応じ、工事の際にガス事業者に立会いを求めること。LPガス供給区域であっても、埋設配管が配置されている場合があるため、LPガス事業者への確認を徹底すること。
- ガス事業者に照会して得られた情報は、現場の作業員全員に周知を行い、適切な工事作業が行われるようにすること。
- ガス管が埋設されている付近では、火気や電動工具の使用を避け、特に慎重に手掘り等で作業すること。
- 敷地内に引き込まれる埋設ガス管は、歩道部や車道部の浅い箇所に存在する場合が多いため、特に注意すること。
- 工事の際、ガス管又はガス管かどうか判断できない埋設管を見つけたときは、ガス事業者に連絡すること。
- ガスの臭いを感じたときは、直ちに火気や電動工具の使用を中止し、すぐにガス事業者に連絡すること。
○関連リンク
●建設工事事業者向け経済産業省作成パンフレット
●建設工事等におけるガス管損傷事故の防止について
(お問合せ先:【道路上の場合】施設課配水係 ℡0240-25-5341、【敷地内の場合】施設課給水係 ℡0240-26-0911)